師走浪人セブン
卵焼き亜種
卵焼きが食べたい! との希望に応えて今晩はその方向で善処することに。
アスパラとにんじんを細切りにして粗挽き胡椒で炒め、
それとコンビーフを薄焼き卵で巻き、さらに炒める。
コンビーフには大雑把に分けて二種類あります。
ひとつは牛肉のみを使用したもの、もうひとつは馬肉など他の畜肉を混ぜたもの。
値段に三倍近い差がありましたが、今日使ったのはもちろん前者。
そのかいあって、大変美味でございました。
チーズを入れてもおいしそう。



刺身考
最近、大陸の富裕層が好んで食し始めたこともあり、マグロの値段が高騰しているようです。
昔なら小ぶりな短冊で、安ければ二千円ほどで手に入った天然本マグロの中トロが、今では軽く三千円以上、そのほとんどが、ただでさえ小さかった短冊をさらに短くしたり、上げ底にして半分ほどの薄さにしたりして値札では二千円台に抑えているのが現状です。

特に影響著しいのは、本マグロの赤身。こちらは売り場で見かけることすら稀になってしまいました。
おそらくあちらの人たちは、大トロ・中トロ・中落ち・赤身などの区別にまだ疎く、本マグロという名称だけが一人歩きしているのではないでしょうか。

代わりに、幅を利かせ始めたのがキハダマグロ。
以前から安いマグロの代名詞ではありましたが、今や、スーパーの売り場などではごくわずかな中トロを除いたマグロはほとんどキハダマグロというのも珍しくありません。

それにしてもこのキハダマグロ、加熱して料理に使う以外に用途があるのか個人的には疑問です。だって、刺身で食べるには水っぽすぎ、酢飯にのっていたら何とかというレベル、同じ値段であればハマチやブリの方がずっとうまいですし。

ああ、ハマチやブリがうまいと言っても、回転寿司のそれとは違います。魚屋から短冊で買ってきて自分でさばいたハマチやブリは格別ですよ。カツオのタタキも冷凍を経ていないものは切り口も鮮やかな赤身を帯びていて(よく見かけるような虹色の鈍い反射がない)例えようもなくうまいです。時期もありますから、スーパーなどではまずお目にかかれませんが、運さえ良ければ安く手に入る品です。持った感触からしてふっくらとやわらかいので、区別はつきやすいと思います。
キハダマグロの方は短冊でも回転寿司でも味はあまり変わらないような気がします。不思議なことに。

まあ、そんなわけで、先日は天然マグロの中トロを本わさびとたまり醤油でいただいたわけですが、梅田のオリンピアで食事できるほどの金額が吹っ飛んでしまいました。うひ。



恵方巻き
2月3日は節分でした。
そんなわけで、梅田の阪急百貨店へ太巻きを買いに行った昨日の話を。
関西では、節分には縁起のよい方角に向かって太巻きを一本丸かじりするという習慣があります。
これを恵方巻きと呼ぶわけですが、
数年前から某コンビニチェーンが全国的にキャンペーンを展開しているので、
近畿圏以外でもご存知の方はいらっしゃることでしょう。
デパ地下と言えば食の宝庫。
しかも、その日に限っては洋食屋まで店先に恵方巻きを並べる始末。
買い物客でごった返す中、視界には常に数種類の恵方巻きが並び、どれを買うか決めるだけでも大変です。
枕には、こういう時でも全ての恵方巻きを確認してから選ぶという習性があり、
しかも物覚えが悪いものですから、結局、普段にも増して混雑する店内を三周もするはめに。

一応、選ぶに際して、

(1)寿司屋が作った
(2)海鮮巻きは邪道

という基準を設け、それに合致した太巻きを一本ずつ、三箇所で購入。
早速帰宅して食べ比べてみたところ、
ほとんど圧勝という形で『宝梅』の太巻きが一番の美味でございました。
まず何よりも酢飯がうまい。
味も食感も柔らかく、失礼ながらただの上巻きをこんなにうまいと思ったのは初めてです。
具は卵焼きや高野豆腐、かんぴょう、しいたけ、三つ葉と代わり映えしない面子ながらも、
その地味さの中に注がれた手間が光ります。
そのうまさといったら、食べ比べのために三本買ってきたというのに
いきなり一本まるまる食べてしまいそうなほどでした。

どうしてこんなにも酢飯がうまいのだろう?
その疑問は、次の日のお弁当にしようと残しておいた分を食べた時にわかりました。
酢飯というのは一度冷蔵してしまうと駄目になるみたいですね。
後になって考えてみると、確かに宝梅だけはその場で巻いてました。
パフォーマンスというだけではなく、このように実利的な理由もあったようです。
宣伝に力を注いでも中身で手を抜いたりはせず、
中身に集中するあまり宣伝をおろそかにするでもない。
見習いたいものです。


キーマカレー
今晩はキーマカレーを作りました。
キーマカレーというと、水分が少なくて具がすべてみじん切りになってるあれです。
カレーはいいですね。
ルーの量さえ間違わなければまず失敗はないし、野菜もたくさん取れる。
ただ、野菜をみじん切りにするのは手間ですが。
すぐにまな板が狭くなってしまいますし。
そういう時はざるを用意して、刻んだはしからそこに放り込んでいきます。
後に入れるものから順に。
だからタマネギを刻むのは最後。
目がしみる〜!

みじん切りにしたタマネギを炒めるのはカレーにほぼ共通。
キーマカレーというと日本では鶏ミンチですが、
インドでは羊肉が一般的のようです。
まあ、牛さんが神さまの国ですから間違っても牛肉は使わない。
本日は鶏ミンチで。

今日はそこにニンニク、ショウガ、ニンジン、パプリカ、グリーンピースを投下。
パプリカはオレンジ色のものがカロチンも多くていいそうですよ!
他にもトマトとか入れることもあるようですが、
今までの経験から汁気が多いものは失敗しやすいので今回はパス。

そういえばキーマカレーって結構辛い種類のカレーだったよな……。
というのを思い出して、仕上げにナチュラルチーズとヨーグルトを追加。
少しの量で結構色が変わるなぁ。

うむ、見映えは悪くない。
味の方もなかなかうんめぇかったです。
鶏モモを使ったのでかなり濃厚な味になりましたが、
あっさり行きたい場合や、メタボが気になる人は鶏ムネで。
しかし、思ってたよりも辛くなかったなぁ。
いや、辛かったけどあまり後を引かないのでグー。
もう少しニンジンを細かく刻んだ方がよかったかな。
むしろすり下ろしてもいいかも。
最後に炒めたナスをのせてもいいようです。
今回も実は買ってきてたのですが、皮の色抜きしてなかったのでなかったことに。

ふぅ、満足。
ごちそうさまでした。