師走浪人セブン
グアム旅行三日目(後半)
グアム旅行、本番です。
ホテルから40分〜1時間で射撃場に到着。
正確な時間がわからないのは、時計を見る余裕もないほどくたくただったため。
ブロック塀に覆われた射撃場と事務所の中へ。
『GOSR』
グアム・アウトドア・シューティング・レンジ。
ファクトリー弾が撃てて安いところ、という基準で選びました。
オーナーは日本人。
ぱっと見は無愛想なおじさんですが、話してみると気さくな感じでいい人。
レンジマスターはMr.ジョー。日本の銃雑誌にでかでかと4カット載っていた、実はすごい人(らしい)。
他に助手の兄ちゃん二人、雑用の姉ちゃん一人。
オーナー以外は現地の人で、日本語は話せませんが、ジェスチャーを交えて丁寧に教えてくれます。
ちなみに姉ちゃんは海兵隊に志願したけど体重オーバーで落とされたという、ある意味強者。
ロマンスとかは期待してはいけない。

自分が使う小銃を選び、いざレンジの方へ。
ここからは自分自身にもフィードバックするため、覚え書き風に。


まず、度肝を抜かれたのがその音。
すでに耳栓をしていたのですが、射撃場に出た途端、前の客が撃ってる銃撃音にみんな目が点。
内臓を揺さぶられるような轟音。まさに、射撃場の屋根や壁に轟くほど。
しかも、それで9パラ。
拳銃というもののリアルな危険さを体で思い知ります。
残念ながら、この『音』はどの機種で録画された動画でも再現には程遠いものでした。
実際に体感しなくてはこの衝撃は伝わらないでしょう。
ふふ……。飛行機に乗って行っといで!


まずは9パラ。グロッグ17。
ポリマーフレームで取り扱いの容易な拳銃として定評がありますが、
実際に持ってみるとこれがでかい!
弾倉のイジェクトボタンに親指が届きません。
いわんや、スライドストップなど。
無理に右手だけで操作しようとすると、銃口が横を向きそうになります。
私はこっそり左手で押してましたが。

射撃の前に、まずは弾倉に弾込め。
これが自分で出来ることも、GOSRを選んだ理由のひとつでもあります。
弾丸の尻からかぎ爪の下に填め込んでいく。
最初はするすると入っていくのですが、最後の二、三発がとても固い。
自力で入れることができない人をげらげらと笑ってましたが、
射撃に入ると私の方が成績はずっと下……。
なぜ??
弾着が全然確認できないなぁと思ってたら、銃撃の時、照準に気を取られて左目つむってました。
みんな! 銃を撃つ時は左目つむっちゃ駄目だぞ!

射撃後、グロックは右上に銃口が上がる感じでした。
衝撃は重いですが、それが続く時間はほんの一瞬。
左手で握りの前面をしっかりと抑えておくのがよいようです。
とは、帰国してから気づいたこと。
道理で、左手の親指を握りの後面に回すと「ノー、ノー」と叱られたわけだ。

ちなみに銃弾はフルメタルジャケット。
それでも、射撃のたびに空薬莢があらぬ方向へ飛ぶため、シャツに鉛の跡がてんてんと。
これがリロードの鉛剥き出しだったりすると、溶けた鉛が銃身内にへばりついて、
下手をすると暴発の危険もあるそうです。


二つ目の拳銃はS&Wガバメント。45口径。
口径はかなり上がっているのですが、火薬の量は9パラとあまり変わらないようで、
射撃直後の弾速も弾丸が重いから音速を超えず、反動は9パラとあまり変わらない印象。
握りにセイフティがついてました。
帰りの車中にて、オーナー、ガバメントを絶賛。
アメリカ人は45口径大好きということを改めて確認。


357マグナム。これはリボルバー。
他の人は撃鉄を上げてから撃つようにと言われていたようですが、
僕は何も聞いていなかったので思いきりダブルアクションで撃ちまくり。
もちろん、外しまくり。
衝撃は、9パラより少し強いかな、という程度。
この後の44マグナムもそうですが、9パラとの音・反動の差は思っていたほど大きくはありませんでした。
標的を凝視するあまり、マズルフラッシュを確認する余裕なし。あーあ。


44マグナム。デザートイーグルw
これも、反動は大きいのですが、それはほんの一瞬のことで、
腕ごと銃を持っていかれそうというほどではありません。
youtubeの動画によくあるような、拳銃で額をごっちんこという状況は、よほど油断してない限りなさそう。
ただ、衝撃が瞬間的なため、手のひらが少し汗ばんでいるだけで拳銃がすっぽ抜けそうになります。
そちらの方が危ねえ。

あと、デザートイーグルは糞拳銃。
三発に一発はジャムってました。かなり動作が怪しい。
まあ、元々ネタ拳銃ですから……。


自動小銃、一発目はM4。
M16の軽量化版で、米軍ではこちらへの転換が進行中です。
持ってみるとやはり小さく、扱いやすい印象。
実際に撃ってみると、拳銃との命中度の違いに驚かされます。
何も考えずに構えると仰け反った感じになってしまうので、
意図的に前屈みになると、ちょうどいい感じの構えになります。


散弾銃。バードショットという、小さな弾をたくさんばらまくもの。
地面に転がされたヤシの実をひたすらいたぶる。
当たるもくそもない。
ポンプアクションが意外と固かった。


残り二丁は小銃の自由選択。
もちろんここは強力なバトルライフルを、ということで私が選んだのは、

SPRINGFIELD M1A (U.S.M14)。7.62mmNATO弾。
Remington Mod.7400。30-06弾。

レンジ最強の30-06弾はぜひ撃ちたいと思っていました。
残念ながらガーランドは故障中だったので、レミントン社製のセミオート狙撃銃に。
ちなみに、某氏のサイトにある写真で私が構えてるのがM14。

さすがにここまで来ると反動がすごい。
ストックがあるのでわりと安定はしているのですが、
とてもじゃありませんが、連射なんてやってられない。
制式小銃も小ぶりなものに変わっていくわけだ。
まあ、民間用の小銃は元からフルオートはつぶしてありますが。

30-06弾については専用のレンジに移動。
これはさすがに立ってではなく、台に支持架を置いての射撃に。
そこまでしても、M14と変わらない反動が。
ひとが撃ってる後ろに立ってると、空気の固まりが飛んできます。


こんな感じで、一通り撃ってきました。
感想として真っ先に思い浮かぶのが、

「護身用には9パラより上はいらなくね?」

マグナムを人に向けて撃つとかありえない。9パラですらオーバーキル気味だと思います。
今回は撃ちませんでしたが、護身用の拳銃としては22口径が最適ではないかと。
ガンアクション系の漫画ではよく馬鹿にされてますが、威力よりもまずは当たるのが先決。
動いてる人間にはよほど訓練しないと拳銃ではなかなか当たらないだろうなー。

とにかく、また機会があったら今度は色んな9パラをばかすか撃ってみたい。
そんな感じで、ひとつ。





追記。ハンドガンの成績がよかった人はきっとベレッタを使っていたに違いない……。