師走浪人セブン
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この時期にあえて映画について語る
ブレードーランナー(原作は未読につきこの呼び名で)が偉大なのは、物語をハンターの側から描いたことなんですよね。
だから、作中でレプリカントの寿命は四年しかないことが語られ、観客はどこかほっとしたような感情を抱くことになる。
しかし、この映画を見終わった時、レプリカントとは労働者階級そのものを象徴していることに気づかされるのです。

見た目では人間と区別がつかないレプリカントという存在を扱うにあたって、設定の上でも十分な注意が払われています。
まず、人間社会からは切り離されている。
レプリカントはもっぱら火星での労働に使われ、地球上では普及していません。
そして、レプリカントが人間社会に紛れ込んだ場合も、人間と区別する方法が存在しています。

自分たちの命を延ばす方法はないと知らされ、泣きそうな顔をしながら生みの親の両目をつぶして殺すレプリカント。
感情が芽生えたゆえに殺されようとしていながら、感情が芽生えたから殺すことをやめたのか。
自分の死を間近に感じたから殺すのをやめたのか。
ルトガー・ハウアーという役者もあいまって、ロイという存在には色々と思いをはせる価値があります。





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