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| プロフィール |
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Author:枕流
まくらながれと読みます。 アクセントは「ま」と「な」。 ゲームのシナリオライター。
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| 京都で花見2 |
ちなみに、保津峡を行くトロッコ列車は全席指定。 その分の切符が売れてしまえば、泣こうが喚こうが乗ることはできません。 しかし、帰りの最終便はさすがに客を積み残すわけにもいかないためか、 立ち乗りの切符が売られている様子。
枕「帰りの切符だけあってもなぁ……」
「帰りの予約だけ入れてJRで行こうか」 「そうだね」
枕「え? なにそれ」
実はトロッコ列車とJRの在来線は並行して走っているらしい。 各駅の場所もわりあい近い。 そんなことも知らずに花見の場所を嵐山・保津峡に決めたのは私です。はい。
JRの在来線に乗り、一路、保津峡へ。 長い長いトンネルを抜け、景観もへったくれもなく保津峡駅に到着。 しかし、決して少なくない数の乗客が、私たちの他には誰も降りない。 保津峡駅は峡谷に掛けられた橋の上にあり、保津川を見下ろす景色はなかなかのものですが、 肝心の桜の花は見あたらない。 あ、あれ?? 無人駅の外には、近くの温泉宿か何かの送迎バスが止まっていて、 その関係者らしきおじさんからの第一声が、
「兄ちゃんたち、何しに来たの?」
ザ・シーズンオフ! 山桜の開花時期はソメイヨシノより遅れて五月に入ってから! って、自分、愛佳シナリオで書いたじゃないか! ……すっかり忘れてました。
取りあえず、駅の周りには何もない。 売店? 何ソレ? 自販機ってなんデスカ? 泣きそうなくらい何もない。たぶん、夜になったら真の闇が辺りを包み込む。
「トロッコ列車の方の保津峡駅に行ってみようか」 枕「そっちには桜咲いてるの?」 「たぶん。保津川下りのために業者が植えたやつが」
嫌な大人の事情を聞いてしまいました。 とにもかくにも、トロッコ列車の駅を目指す。 もちろん、徒歩。 山道をかなりマイペースな速度で走る車に追いかけられながら(気づけ! 気づいて!)、 保津川に掛けられた吊り橋と、その向こうにこれ以上ないほどの無人駅を発見。
枕「桜……どこ?」
ないわけではない。 川岸の斜面のごく短い範囲に、十数本ほど。 その中でも、かろうじて弱々しく花をつけているものが数本ばかり。 植林計画、まだ始まったばかりかよ! しかも、そちら側の岸には降りられない模様。 まあ、変な連中に荒らされたくないというのがあるのでしょうね。 って、それは私らかいっ。
こちら側の岸に桜の木といえば一本きり。今にも倒れそうな老木が。 花も、咲いたまま腐ってるんじゃないかというくらいしおれたものばかり。 まさに鯖の生き腐れならぬ桜の咲き腐れ。 わざわざ山奥まで足を伸ばしながらこれはない。 しかし、他に選択肢もありません。
枕「まるで我々の将来を暗示しているようだ……」 「あえて誰も言わなかったのに」 「まあ、川を見に来たと思えば」
確かに、渓流の景色はすばらしい。 気を取り直して宴会の準備に取りかかる四人。 しかし、苦難はこれで終わりではありませんでした。
「上流から何か来る」 枕「え、なに?」 「川下りの船が……」 「うわ、観光客満載だ」 枕「もしかして、俺たちってものすごく怪しい?」 「もしかしなくても思いきり不審者」 枕「ちょww」
そして数十本の視線が私たちへと……。
オーマイガッ!!
まだ続く!
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